プログラミング未経験者にとって、Javaはどのような位置づけでしょうか。新しいプログラミング言語が日々生み出されており、もはやJavaなど古いともしばしば言われることもありますが、やはりプログラミング未経験者こそJavaの習得から始めるべきと言えるでしょう。では、なぜ今の時代でもなおJavaがおすすめなのでしょうか。
その一つの理由として、JavaはどのようなOSでも開発できることが挙げられます。WindowsであれMacであれ、Javaの仮想マシンさえあれば動かせることができるのは大きな魅力です。たとえるなら、英語ができると世界中の多くの国で会話に不自由しないことに似ています。つまり、Javaができればどのような場面でも通用するということです。実際、世界中のシステムでいまだにJavaが利用されています。また、世界中で利用されるだけあって、未経験者が始めやすいというメリットがあります。Javaについて書かれたものは、紙の本であれウェブサイトであれ山のように見つかるでしょう。いざ習得しようと思っても、習得法がわからなければどうしようもありませんが、Javaならそんな心配はありません。解説が無数にあるため、一つにつまずいても他を当たることができるのは魅力です。
オブジェクト指向というソフトウェア開発における主流を採用していることも、未経験者がJavaを習得すべき理由です。Javaの習得過程で大まかにでも概念を把握しておけば、今後、他の言語を学ぶ時にも役立ちます。とはいえ、プログラミング言語には流行があるといわれています。今後の参考のために、現在のプログラミング言語の流行をおさえておくことがプログラマとして仕事をする足がかりになるかもしれません。